トヨタで期間工として働こうと決心したのなら、正社員を狙っている人もいるんじゃないでしょうか?世界でもトップに君臨する一流の会社なので、そう考えている人もいらっしゃることでしょう。正社員になるには確実に必要なステップを踏めば、意外と簡単になれてしまうものです。そこで今回は、正社員になるにあたって必要な事をこのブログに凝縮しておきましたので、いずれは正社員になりたい!とお考えの方はぜひ参考にしていって下さい。
正社員になるには年齢制限はあるのか?
期間工従業員の年齢は20歳代から40歳代までさまざまです。ほとんどの会社は自分の会社の将来の事を考えれば当たり前ですが20代の若い人間を捕まえたいと考えるのが普通でしょう。では、トヨタという会社でも似たようなことを考えているんでしょうか?このブログで実際に期間工から正社員になった人の年齢や経緯などの情報をゲット出来ましたので見ていってください。
正社員になるには、それ専用の試験(正社員登用試験)を受けなければいけません。受験資格で年齢の制限やその他の制限はないみたいです。一般企業が正社員を採用するのは20歳代がダントツに多く、次に30歳代手前くらいまでの人が採用の対象になっていることが多数です。トヨタの場合でも一般企業と似たように採用する際に年齢の制限を設けているんでしょうか?聞き込みしてみました。
聞き込みしていると年齢について大きく制限は設けられていないことがわかりました。20歳代・30歳代・40歳代の人でも見事に正社員として採用されている人がいるようですね。ただ50歳を超えてくると正社員の試験を受ける人が少ないのか?それとも受ける人がいないのか?それとも受けても合格を貰えないのか?僕の周りで聞いてみても知っている人はいなかったので50歳代、もしくはそれ以上の年齢の人が採用されるか否かについては今のところ分かりかねます。
いったい30歳代や40歳代で期間工として働いていて、いずれはトヨタで正規の社員になりたいという人に望みはあるんでしょうか?正直な話、トヨタでは20歳代だからといってゼッタイに試験に合格できるっていう訳でもないようです。20歳代でも受けてみたけど不採用だったという人は少なからずいましたので若いからといって絶対に合格できる!という保証はありません。正社員採用試験に合格できる人の特徴は仕事に対し真面目に取りくみ上司に気に入られ人が多いように感じました。こういったタイプの方々が合格への道をタンタンと歩いているような気がしました。
僕と同じタイミングで期間工として入社した人で正社員になった人がいるので紹介します。30歳半ばの人で、結婚もしていて子供が1人いるというスペックです。以前は電気工事関係の会社で働いていたようですが、人間関係が原因で退職することを決意しトヨタ期間工として働こうと決意したようです。子持ちという事なので、フリーターや期間工や派遣としていつまでもフラついている訳にはいきません!その人は学歴は無かったんですけども正社員の人といつも仲良くしてて、打ち解けあっていたので期間工の任期を満了する遥か前から正社員の話が舞い込んで来ておりスムーズに正社員になられていました。
また、それとは逆に社員候補だった仕事に真面目で誰からも慕われ、人柄も良い派遣社員の人が採用試験に落とされてしまうという事がありました。誰もが、この人は優秀なので正社員になってコツコツと階級を上げていき会社を引っ張っていくような人!と思っていたのですが残念な結果に終わってしまいました。その理由が、僕は今でも忘れられないのですが、ある日作業をしている最中に隣の工程の人と軽くふざけていたみたいです。隣の工程の人とじゃれ合ったり、ふざけ合ったりするのはごく普通の事なのですが、その時は運が悪く相手が階段から滑ってケガをしてしまいました。相手側は大したケガは負っていなかったんですけども、これを理由に正社員の夢は儚く散ってしまいました。油断したが故の不運ということです。このような事案もあるので正社員を狙っている方は気を付けるようにしましょう。
給料はどう変わるのか?
正社員として晴れて採用されるとなると1番気になるはずの給料の変化についてここではお話していきたいと思います。
ボーナスや手当はどれくらい変わる?
正社員として採用されてから初めの3カ月の間は準正社員として働くことになります。3カ月を過ぎると正社員として扱われるようになります。正社員になってからは給料が期間工の時に貰っていた金額より下がってしまいます。ですが、役職を上げていけばそれに応じて給料も上がっていきます。トヨタは公務員と同じく年功序列で入社してから月日が経っていくと昇給していくといった感じです。補足なのですが、初めから正社員として採用された人の給料に近づくには10年くらいの月日が掛かるとも言われています。
次は期間工から正社員になると待遇面ではどう変わっていくのかをお話していきます。期間工の良さというと待遇面で満了金や慰労金が挙げられます。また、過去に働いた経験のある人は経験者手当が支給されます。その他にも赴任手当やタイミングによっては特別手当が支給されます。これらの金額を総額で見てみると300万円以上になる可能性だって秘めています。
ですが、正社員になってしまうとこれらのおいしい手当ては残念ながら貰えなくなってしまいます。ですが、これとは逆に正社員になると定年を向かえるまで会社が面倒を見てくれるといったメリットが挙げられます。
ですが正社員になったからといって心配しないでください。正社員の人には夏場と冬場にボーナスが1年間に2回も支給してくれます。これは良いですよね!中小企業で働いていると求人にはボーナス支給とは書いてあるものの実際には支給されないケースがほとんどで、あったとしても雀の涙ほどです。トヨタは世界に股をかける超大手企業ですのでしっかり支給されます。トヨタでは工場で働いている人にはボーナスが1カ月の給料の4回分が貰えます。なので、1回のボーナスで70万円ちょっとが貰えるという事になります。年に2回も貰えるという事なので1年間でボーナスだけで140万円が懐に入ってくるという計算になります。
ここで考えてみました。期間工が満了するまでに貰える手当てなどを合わせると、約3年間で300万円貰えるんですが、正社員の場合は1年間で貰えるボーナスの合計が140万円なので、140万円×3年間で計算すると420万円という計算になるので120万円。1年間あたりで40万円ほど正社員の方がオトクといえますね。僕は正社員の人から冗談交じりで「この高給取りがっ!」と笑いながら言われることがあったんですが、しっかり計算してみると手当てでは正社員の方が多く貰えるという事が分かりました。このような事を正社員の人が僕に言ってきたのは、月に貰える給料を見てみると期間工の方が多く貰っているからということが分かりました。(トータルでは期間工の方が少しだけではありますが貰える額が少ないのにっ!)
月々の給料はどれくらい変わる?
さて、月々に貰える給料は期間工と正社員ではどれくらいの変わりがあるのでしょうか?ここで見ていきたいと思います。
まず、最初の3カ月の準正社員の場合は月々に17万円となっています。ですが、これは最初の3か月間のみとなっていますので注意してください。そして3カ月を超えると正社員として扱われるようになりますので、1年目の月給が18万円となります。準正社員の場合と比べるとたったの1万円しか変わりがありません。しかも3カ月のみです。
最初はこんなもんです。正社員になったとしても最初は大幅な給料のアップは見込めません。ですので正社員になるのを諦めたいと思うかもしれません。ですが、正社員となって階級を上げていくと給料の増加は間違いなく見込めます。長いスパンで見てみると期間工の時の給料よりたくさん貰えちゃうのではないでしょうか?それに何度も言いますが、1度正社員になると定年するまで会社が面倒を見てくれます。なので、中小企業で働くよりはこの大きい会社で最後まで働けるのは非常においしいのではないのでしょうか?
年収はどれくらい変わる?
ちなみに、トヨタの期間工の平均年収は月収と手当てを全て含めて約400万円くらいです。では正社員の場合はどれくらいなのでしょうか?検証していきます。
正社員1年目の年収はだいたい350万円くらいです。これは基礎技能職という立ち位置になります。この階級の人たちは社内が定めた教育や昇級テストを受ける事によって徐々に昇級し、階級を上げていくといった形になります。
そして、2年目になると初期技能職という立ち位置に変わり、この一般社員の年収は400万円から450万円になります。1年目とでは結構変わってきますね!基礎の段階から初期に変わっただけでこの年収の変わりようです。正社員を狙っている人はぜひ頭の片隅に入れておくといいでしょう。
手取りはどれくらい貰える?
次は手取りについてお話していきます。収入が分かったんだからもう十分でしょ!と思うかもしれませんが、実は毎月給料から引かれてしまう控除額(社会保険料等)も変わってきますのでここで見ていきましょう。
まず最初に1年目正社員の手取りの額を見ていきます。支払われた給料の合計が17万9500円で支払合計金額から引かれる控除の金額が8万9900円となりますので、これらを差し引いた手取りの合計金額が8万9600円となります。ですがこの金額は、基本給料が含まれているんですけども、残業代と夜勤手当が含まれていませんので、これは閑散期の最低金額と思ってもらえればいいでしょう。ここまで低い給料は稀ですのでどうか安心してください。この金額を見てしまうと正社員になる夢を諦めようと思ってしまうかもしれませんが、もう少し踏み込んで見ていきます。
上記の給料を貰った人のスペックを載せていきます。この人は26歳の男性で、寮で生活をしています。(寮費はタダなんですけども、ずっとタダなわけではありません。正社員になると1部負担を命ぜられます。)そして、なぜだか分かりませんが車の任意保険の会社の団体保険に入らされるために車を購入させられる!そしてもうしばらく月日が経つと親睦会費が給料から差し引かれます!
本人いわく、正社員になれたのは良かったものの給料が思ったよりなかなか上がらず、頑張ったら昇進できるよ!と言われるものの、気分があまり乗らない…..。自動車メーカーで途中からの採用であっても勝ち組になれるよー!とは言われているものの、現実ではそうでもないようですねー。
では、数字で見ていきます。毎月必ず給料から引かれるのが国民健康保険料約1万円と将来年金を受け取るために払わなければいけない厚生年金が約3万円。そして稼いだ金額に対して払う所得税が約3000円と住民税が約1万6000円が引かれてしまいます。これらを合わせると5万9000円になります。ですが、ここで参考にしている人物はさらに、寮費を2万円と会社の団体任意保険を1万円払っていますので、これらも合計すると月に引かれる額が8万9000円となりました。
正社員になってからの給料の手取りが月に10万円だとなんのメリットもないように思われがちですが、正社員になった際のメリットも見ていきたいと思います。まず、クレジットカードを発行する際の審査が異常に通りやすい。車が欲しくなっても簡単にローンに通ることが出来ます。定年を迎える際には他の企業より多く退職金が貰えます。あと、家や分譲マンションを購入する際にお金が無くても銀行はトヨタという会社を見ているので簡単に住宅ローン審査に通ることが出来ます。僕の正社員の人から直接聞くことができたんですが、マンションを購入するために銀行に行ってローンの審査をお願いしたそうです。身なりも見た感じもあまりパッとしない人なので最初は銀行からお金を貸せませんと言われたみたいなのですが、職業を聞かれた際に「トヨタで働いています」と答えた瞬間に手のひらをひっくり返したかのように「審査に通ります!お金貸せます!」と言われたようです。それくらい信用度が高いってことが見受けられますね。
女性正社員は居る?なれるのか?
近年では、大きな会社でも女性を採用する企業も増えてきています。一昔前は働くのは男性!と言われていましたが、最近ではこのような考えは無くなってきているように感じます。ではトヨタでは女性の従業員はいるのでしょうか?このブログで暴露していきたいと思います。
まず初めにトヨタの期間工に女性はいるのでしょうか?気になる人もいると思います。結論から言いますと女性の方は居ます。男性よりは人数は劣りますが意外と女性で働いている人はいます。それに、年々女性が増えていっているようにも感じます。体力を使う仕事なのですが女性は割と体力やパワーが必要のない作業工程に配属されているような気がします。ですので、女性で働きたいと思っている方は安心してください。中年の男性が多いところでは女性が結構チヤホヤされているように見受けられますので変な心配をする必要はありません。
そして、女性の正社員が居るのかどうかなのですが、期間工より正社員の方が女性社員は多いと断言できます。ですが力が必要とされる組立工程などではあまり見られず、割と楽な工程に配置されているようです。また、女性でもチームを引っ張っていくリーダー職に就いている人がいた事には驚きました!職の概念が変わってきていて微笑ましい限りです。
肝心の待遇面なんですがこれも実際に女性正社員の人に聞くことが出来ましたので参考にして下さい。給料を聞いてみると男女とでは差が全然ないとのことです。それ以上に、男性社員より多く給料を貰っている女性社員の人もいました。なんでなのかを聞いてみると上司に気に入られることが昇給へのカギだとおっしゃっていました。
その女性社員はどんな人なのかというと男性リーダー職の人たちと同じように、人を引っ張っていくのが上手な人です。やっぱりこういうのが得意な人は男性でも女性でも上の階級で働くことが出来て、いい給料を貰うことができます。
正社員登用試験
期間工から正社員になるには年功序列方式をとっているとしても試験を受けて合格しなくては正社員にはなれません。この記事では、実際に正社員採用試験で出題される内容を公開していきますので参考にしていってください。
試験の内容は面接での試験と筆記での試験の2つがあり、この両方を受けて合格しなければいけません。面接での試験ではグループ面接となっていて出題された質問に手を挙げて答えるという方式を取っています。
面接試験
面接試験の内容はなんで正社員になろうと思ったのかを答えます。あと、自己ピーアールと自分の趣味について答えていきます。志望動機ではなぜ自分が正社員になろうと決めたのかを正直に答えれば問題ありません。自己ピーアールでは、自分の仕事見ついての事を簡潔に説明できることと、仕事をしている時にどのような事を考えて働いているのかや自分が工夫している点について答えていくといった流れになっています。あとは、チームで仕事をしていくので、その時に必要なものは何なのかを答えます。それと、自分が仕事をする上で力を入れている点などを答えていきます。
筆記試験
筆記試験では国語と算数の試験があり書面に答えを書いていくといった方式をとっています。これらには制限時間があって、国語の試験は40分間以内に、算数の試験は50分以内に答えなければいけません。試験範囲は年によって違ってくるのですが、たいがい似たような問題が出題されます。国語の試験は長文の読解などがありますが中学生レベルの問題であり簡単だと思います。数学の試験では分数とか小数点のある計算問題があります。計算に不安がある人は事前に試験対策をしておくといいでしょう。数学も国語と同様にレベルが中学生レベルとなっています。
試験の流れ
受験をする人数によって変わってくるんですが、1日の試験で500人近くの人が試験を受けます。緊張するかもしれませんが、そんなに難しい試験ではありませんので緊張する必要はありません。これが午前の部と午後の部に分けて行われます。試験は年間に4回あります。試験の順番は面接が先に行われ、そのあとに筆記試験が行われます。ですが逆になる場合もあります。このような流れで試験が行われます。
試験に合格する為には点数で合格点を取らなければいけないのですが、もう1つ忘れてはいけない事があります。それは上司からの評価です!いくら試験で良い点数を取ったとしても上司から良い評価がないと残念ながら正社員になる事はできません。受験資格としては期間工として1年以上働いていて、かつ、上司からの評価が必要となっております。
上司から評価を貰うには、期間工の段階で上司に正社員を目指しているとの旨をあらかじめ伝えておきましょう。そうすることによって上司が正社員登用試験までの準備を手伝ってくれます。これらは全然ヤラシくないので気にしないでも大丈夫です。期間工から正社員になった人は皆さん通ってきている道ですので。
正社員になるまでのフロー
正社員になる人のケースは新卒や中途採用からなるパターンや派遣社員からなるパターンなどさまざまです。ですので、ここではパターンごとに正社員になるまでのフローを紹介していきます。
期間工から正社員のパターン
期間工から正社員になるには上記でも説明した通りです。実際に期間工から正社員になった人はどういったところに気を付けていたのかの情報を得ることができましたので紹介していきます。
まず当たり前の事ではありますが、遅刻や欠勤はしないようにしましょう。これだけでもだいぶ不利になってしまいます。ですが、僕は会社が忙しい時はどうしても疲労が溜まってしまい朝いつもの時間に起きれないといった事態が発生してしまい就業時間に間に合わなかった時があったんですけど、僕が重要な工程を扱っているという事もあり遅刻してしまった事は目をつむってくれた事がありました。不条理なことも発生してしまいますが上司はちゃんと見てくれています。融通を効かせてくれる人もいます。
それと、他のチームとは関係なくいろんな人とコミュニケーションを取るようにしましょう。正社員になるとさまざまなチームの人と連携を取ることになりますので非常に大事と言えます。あと、会社が開催するイベントにはなるべく参加するようにしましょう。これは皆さんと仲良くなるうえで非常に大切とも言えますし、みんなとの距離をグッと近づけることができます。これらを網羅することで上司から推薦を貰えやすくなります。
派遣社員から正社員のパターン
期間工からスタートするパターンと比べると少し遠回りすることになりますが、派遣社員の人でも正社員になる事は十分可能です。ですが、派遣の人は派遣を辞めてから期間工になった後に正社員を目指すことをオススメします。何でなのかと言うと、派遣は直接雇用ではなく派遣会社を通しているので手続きがめんどくさいからです。ですが安心してください。派遣社員から期間工になるのはとても簡単です。正社員を目指していなくても派遣から期間工に切り替える人もいるくらいです。派遣よりは期間工の方が待遇面は良いのでオススメですね。
契約社員から正社員のパターン
トヨタでは期限付きの雇用が派遣や期間工だけではなく契約社員といったパターンもありますのでここで紹介していきます。
契約社員は派遣や期間工と同じく期限のある採用方式なんですが、これは工場関係ではなくて、トヨタの事務員として採用されています。事務系の仕事になりますので工場勤務よりは採用の枠は大きくありません。また、期間工と同じく正社員採用試験を設けてはいますが工場系の採用試験と比べてみるとかなりレベルの高い試験となっているようです。なので合格者もかなり少ないと言われています。このブログを見ている人にはあまり関係が無い内容と思われますが、こんなのもあるという事を知っていただければな!と思います。
最後に重要な事を
いかがだったでしょうか?正社員までの道のりは必要な手順を踏めば必ず通ることが出来ます。1番重要なのは上司に気に入られ、周りの社員の人にも気に入られる事、次に基本的な事は確実におこなうことが重要となっています。
正社員になると期間工の時よりは待遇が悪くなってはしまいますが、1度正社員になってしまうと定年まで会社が面倒を見てくれる事になります。ですので、金銭面の待遇が悪くなってしまう分は定年を向かえるまでの保険と思ってもらってもいいのではないでしょうか?
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